
緑内障
緑内障
視神経(網膜で受け取った映像情報を脳に伝える神経)が障害される進行性の病気です。
進行性の視野障害が生じてきますが、中期以降になると視力低下もきたし、最終的には失明にいたる可能性があります。
緑内障での神経障害は不可逆的な変化と考えており、病状を改善させる治療がありませんので、なるべく自覚が出ないうちに視野検査等で早期発見し、進行を抑制するための治療を早期に開始する必要があります。 緑内障の治療(視野の維持)では眼圧(眼の水圧)を低く保つことが有効とされており、現在様々な点眼治療が開発されています。
患者様の病状に応じて適切な点眼治療を選択していきますが、点眼治療での効果は個人差があり、また途中で点眼治療が効かなくなってくることもありますので、定期健診をうけていただく中で、治療薬の調整を行います。 一部の方では、点眼薬だけでは緑内障の進行が止まらない、眼圧下降が得られない場合があり、その場合には重症化する前に、手術治療で緑内障の進行を抑制し、視野の維持を保つ必要があります。当院では緑内障手術が必要と思われる患者様に関しましては大学病院に紹介させて頂いております。